今の社会をチョット考えてみる
世の中は絶えず様々な変化をしています。流行廃りもその一つであろうし、改善・改悪というものもそうであろう。私たちが時代の変化を体験するに当たって、何故それに喜びを感じるのか、何故それに怒りを感じるのか、何故哀しみ又何故楽しむのかといった。喜怒哀楽の四つの心の持ち方、行いの処し方が大切だと感じています。
先行きが不透明であったり、嫌な出来事が続くと、何か真剣で真実なものを探したくなります。しかし、価値観が多様化した社会の中で、最大公約数としての「真剣で真実なもの」又、心象真理の奥に隠された「真剣で真実なもの」が見つけにくくなっているのも確かだと思います。
世の中が治まるとか乱れるとかいうことは、一つの大きな運行(めぐり進む事)だと言う考えがあります。これは、春夏秋冬、晴れたり曇ったり、雨が降ったり、風が吹いたりすることと同じだということです。これを人間社会の自然現象だとする見方です。
これに遭遇した時、ある人は順応しようとし、ある人は改革しようとするでしょう。「環境が人をつくり、人が環境をつくる」と言います。環境をつくるという立場に立てば改めていくことも必要であろうし、環境を主する立場に立てばそれに順ずるということになります。「〇〇が出来る環境が整った」という言い方をしますが、この〇〇が何であり、その時どう処理するかがポイントとなります。この行為により、治まる時もあれば混乱する場合もあると思います。どの状況にどのように処理していくかが、人それぞれの判断力に委ねられていると思います。